核家族はどれか。
公式正答:3
解説
核家族はどれかを問う。夫婦と未婚の子どもである。
この問題で問われていること
統計上の世帯の分類を、定義に沿って区別できるか。
しくみから理解する
核家族世帯は、①夫婦のみ、②夫婦と未婚の子のみ、③ひとり親と未婚の子のみ、の3つの形態を指す。共通するのは、1組の夫婦(またはひとり親)とその未婚の子だけで構成され、他の世代や親族を含まない点である。「夫婦と未婚の子ども」はこの定義に合致する。国民生活基礎調査では、世帯構造を、単独世帯、核家族世帯、三世代世帯、その他の世帯に分類する。核家族世帯は全世帯の6割前後を占め、最も多い構造になる。
選択肢ごとの確認
兄弟姉妹のみの世帯は、夫婦を含まないため核家族にあたらない。統計上は「その他の世帯」に分類される。
夫婦と子ども夫婦は、2組の夫婦を含むため核家族ではない。子が結婚しているため「未婚の子」の条件も満たさない。
夫婦とその親と夫婦の子どもは、祖父母・親・子の3世代であり、三世代世帯にあたる。
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混同しやすいポイント
定義の3条件(1組の夫婦またはひとり親、未婚の子、他の親族を含まない)を確認する。よくある誤解は、「核家族=夫婦と子ども」だけと考えることで、実際には夫婦のみの世帯と、ひとり親と未婚の子の世帯も核家族に含まれる。逆に、子が結婚していれば核家族ではない(選択肢2)。統計の分類は定義が厳密なので、定義に沿って判断する。
理解を深める
世帯構造の推移を見ると、単独世帯が増え続けて全世帯の3割を超え、核家族世帯も微増、三世代世帯は大きく減少している。高齢者のいる世帯に限ると、単独世帯と夫婦のみの世帯で6割近くを占め、三世代世帯は1割を切っている。これは、介護を家庭内で担う力が弱まっていることを意味する。看護の実務では、世帯構造の情報が退院支援の出発点になる。誰と住んでいるか、その人は介護できる状態か、日中は在宅か、他に頼れる人はいるか、経済的な状況はどうか。同居していても、就労している、高齢である、疾患を抱えているといった事情で、介護を担えないことは多い。「家族がいる」ことと「介護できる」ことは別である。この区別を意識して情報を集めることが、実現可能な退院支援につながる。
間違えやすい考え方
定義を問う型で、誤肢が別の世帯構造である。3条件(夫婦またはひとり親・未婚の子・他の親族なし)で切る。
5分で振り返る
①核家族世帯=夫婦のみ、夫婦と未婚の子のみ、ひとり親と未婚の子のみの3形態。②他の世代や親族を含まない。③子が結婚していれば核家族ではない。④3世代は三世代世帯、兄弟姉妹のみはその他の世帯。⑤世帯構造は単独・核家族・三世代・その他に分類。⑥単独世帯が3割超、三世代世帯は大きく減少。⑦「家族がいる」ことと「介護できる」ことは別。
1分チェック
- 核家族とは。→ 夫婦のみ/夫婦と未婚の子/ひとり親と未婚の子の3形態。
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