脳幹に含まれる部位はどれか。
公式正答:1
解説
脳幹の定義そのものを問う問題。脳幹=中脳・橋・延髄の3つで、小脳は含まない。
この問題で問われていること
脳の区分を階層で言えるか。大脳・間脳・脳幹・小脳という並びのなかで、どれがどこに属するか。
しくみから理解する
中枢神経系は脳と脊髄からなり、脳は大脳・間脳・脳幹・小脳に分けられる。脳幹は上から中脳・橋・延髄の順に並び、下端で脊髄に続く。小脳は橋の背側にあり、上・中・下の3対の小脳脚で脳幹とつながっているが、脳幹そのものには含まれない。間脳は視床と視床下部からなり、脳幹の上に乗る。下垂体は視床下部からぶら下がる内分泌器官、松果体は間脳の後方にある内分泌器官で、どちらも脳幹ではない。
選択肢ごとの確認
脳幹の最下部。呼吸中枢・心臓血管中枢・嚥下中枢・嘔吐中枢がある。
橋の背側にあって小脳脚で脳幹とつながるが、脳幹には含まれない。位置が近いので最も選ばれやすい誤答。
視床下部から漏斗でぶら下がる内分泌器官。トルコ鞍に収まっている。脳の区分としては間脳に付属する。
間脳の後上方にある内分泌器官で、メラトニンを分泌して概日リズムに関わる。
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混同しやすいポイント
「脳幹」は幹という字から脳の中心の柱を指すので、後ろに張り出した小脳は入らない。位置関係で覚えるなら、脳幹は前から見て脳の真ん中を縦に通る部分、小脳はその後ろにくっついた別の塊。
理解を深める
脳幹から12対の脳神経のうち10対が出る(嗅神経と視神経を除く)。中脳から動眼・滑車、橋から三叉・外転・顔面・内耳、延髄から舌咽・迷走・副・舌下。脳死判定では脳幹反射(対光反射・角膜反射・毛様体脊髄反射・眼球頭反射・前庭反射・咽頭反射・咳反射)を調べるが、これらがすべて脳幹に中枢をもつためである。
間違えやすい考え方
位置が近い構造物を並べて定義を問う型。「〜に含まれるのはどれか」と聞かれたら、まずその語の定義を確認する。脳幹=中脳・橋・延髄、と定義を3語で言えるようにしておく。
5分で振り返る
脳=大脳+間脳+脳幹+小脳。脳幹=中脳・橋・延髄。間脳=視床+視床下部で、下垂体は視床下部にぶら下がり、松果体は間脳の後方。小脳は橋の背側で小脳脚により脳幹とつながるが脳幹には含まれない。脳神経12対のうち10対が脳幹から出る(嗅・視を除く)。
1分チェック
- 脳幹を構成する3つの部位は何か
- 小脳は脳幹に含まれるか
- 下垂体と松果体はどの区分に属するか
- 脳幹から出る脳神経はいくつか
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