健やか親子21(第2次)の基盤課題A「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策」 の目標はどれか。
公式正答:3
解説
健やか親子21(第2次)の基盤課題A「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策」の目標を問う。妊娠・出産について満足している者の割合の増加である。
この問題で問われていること
課題の構成と、それぞれに割り当てられた目標を対応づけられるか。
しくみから理解する
健やか親子21(第2次)は、母子保健の国民運動計画で、3つの基盤課題と2つの重点課題から成る。基盤課題A「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策」は、妊娠期から乳幼児期までを切れ目なく支えることを目的とし、指標として、妊娠・出産について満足している者の割合、妊娠中の喫煙率と飲酒率、妊婦健康診査の受診回数、乳幼児健康診査の受診率、周産期死亡率や乳児死亡率などが設定されている。「満足しているか」という主観的な指標が置かれている点が、この課題の特徴になる。
選択肢ごとの確認
児童虐待による死亡数の減少は、重点課題②「妊娠期からの児童虐待防止対策」の目標である。虐待の発生予防と早期発見を、妊娠期からの切れ目ない支援によって実現することを目指す。
十代の人工妊娠中絶率の減少は、基盤課題B「学童期・思春期から成人期に向けた保健対策」の目標である。この課題では、性に関する正しい知識、健康的な生活習慣、自己肯定感の醸成が扱われる。
マタニティマークを妊娠中に使用したことのある母親の割合の増加は、基盤課題C「子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり」の目標である。この課題は、社会全体で子育てを支える環境づくりを扱い、マタニティマークの認知度も指標に含まれる。
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混同しやすいポイント
3つの基盤課題と2つの重点課題の構成を持っておくことが要点になる。基盤課題A=妊産婦・乳幼児(切れ目ない支援)、基盤課題B=学童期・思春期から成人期、基盤課題C=地域づくり、重点課題①=育てにくさを感じる親に寄り添う支援、重点課題②=妊娠期からの児童虐待防止対策。誤肢はそれぞれ、B、C、重点課題②に属する目標であり、課題の対象年齢や領域で振り分けられる。
理解を深める
健やか親子21(第2次)は2015年度から2024年度までの計画で、最終評価を経て次の計画へ引き継がれる。母子保健に関わる制度としては、母子保健法に基づく妊娠の届出と母子健康手帳の交付、妊婦健康診査、乳幼児健康診査(1歳6か月児と3歳児は法定)、新生児訪問指導、乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)、産後ケア事業がある。近年は、子育て世代包括支援センター(母子健康包括支援センター)が、妊娠期から子育て期までの相談を一元的に受ける窓口として整備され、こども家庭センターへと再編されつつある。看護師と保健師が関わる場面は、健診、家庭訪問、相談、育児学級、そして医療機関での妊産婦と新生児のケアに及ぶ。「切れ目ない」という言葉は、医療機関と地域、妊娠期と育児期、担当者の交代といった継ぎ目で支援が途切れないようにするという意味を持つ。退院時の情報提供と地域への連絡は、その具体的な実践になる。
間違えやすい考え方
計画の構成を問う型で、誤肢が同じ計画の別の課題の目標である。課題の対象領域で切る。
5分で振り返る
①健やか親子21(第2次)は3つの基盤課題と2つの重点課題。②基盤課題A=切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策(満足している者の割合)。③基盤課題B=学童期・思春期から成人期(十代の人工妊娠中絶率)。④基盤課題C=地域づくり(マタニティマーク)。⑤重点課題①=育てにくさを感じる親への支援、②=妊娠期からの児童虐待防止(虐待による死亡数)。⑥子育て世代包括支援センターが妊娠期から子育て期までを一元的に支える。
1分チェック
- 基盤課題Aの目標は。→ 妊娠・出産について満足している者の割合の増加。
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