自然流産を連続( )回以上繰り返した状態を習慣流産という。 ( )に当てはまるのはどれか。
公式正答:2
解説
自然流産を連続何回以上繰り返した状態を習慣流産というかを問う。3回以上である。
この問題で問われていること
用語の定義を、回数の基準として把握しているか。
しくみから理解する
習慣流産は、自然流産を連続して3回以上繰り返した状態と定義される。これに対し、2回以上を反復流産という。3回という区切りは、偶然の重なりでは説明しにくくなり、何らかの原因がある可能性が高まる水準として設定されている。不育症という語は、妊娠はするが流産や死産を繰り返して生児を得られない状態を広く指し、2回以上の流産を含めて検査の対象とすることが多い。
選択肢ごとの確認
2回以上は反復流産である。習慣流産の基準ではない。ただし、2回の流産があった時点で不育症として原因の検索を始めることも多く、実務上は3回を待たない。
4回という基準はない。
5回という基準もない。
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混同しやすいポイント
回数の用語を3つ整理する。反復流産=2回以上、習慣流産=3回以上、不育症=流産や死産を繰り返して生児を得られない状態(2回以上の流産を含めて検査の対象とする)。数字だけの選択肢が並ぶ設問では、隣り合う数字が誤肢になるため、正確な記憶が要る。
理解を深める
不育症の原因としては、抗リン脂質抗体症候群、子宮形態の異常(中隔子宮など)、夫婦いずれかの染色体の構造異常、内分泌の異常(甲状腺機能異常、糖尿病)、凝固因子の異常が挙げられる。ただし、検査をしても原因が特定できない例が半数程度を占める。この場合でも、その後の妊娠で生児を得られる確率は決して低くなく、そのことを伝えること自体が支援になる。抗リン脂質抗体症候群では、低用量アスピリンとヘパリンによる治療が行われる。看護では、身体的な管理に加えて、繰り返す喪失に伴う深い悲嘆と、自責の念、次の妊娠への不安に寄り添うことが中心になる。「また流産するのではないか」という不安を抱えたまま妊娠期を過ごすことは大きな負担であり、この時期の支援(テンダー・ラビング・ケアと呼ばれる、頻回の受診と心理的な支持)が有効とされる。周囲からの「次があるから」「若いから大丈夫」といった言葉が、かえって傷つけることもある点にも配慮する。流産や死産を経験した人への配慮は、その後の妊娠管理だけでなく、外来の待合の環境、書類の扱い、声のかけ方にも及ぶ。
間違えやすい考え方
定義の数値を問う型で、誤肢が隣の数字である。反復・習慣・不育症の3つの用語で切る。
5分で振り返る
①習慣流産=自然流産を連続3回以上。②反復流産=2回以上。③不育症=流産や死産を繰り返して生児を得られない状態(2回以上で検査の対象とすることが多い)。④原因は抗リン脂質抗体症候群、子宮形態異常、染色体の構造異常、内分泌異常、凝固異常。⑤半数程度は原因不明だが、その後生児を得られる確率は低くない。⑥抗リン脂質抗体症候群には低用量アスピリンとヘパリン。⑦繰り返す喪失への悲嘆と次の妊娠への不安に寄り添う。
1分チェック
- 習慣流産は何回からか。→ 自然流産を連続3回以上(2回以上は反復流産)。
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