令和3年(2021 年)の日本における簡易生命表で女性の平均寿命に最も近いのは どれか。
公式正答:3
解説
令和3年(2021年)の日本における簡易生命表で女性の平均寿命に最も近いものを問う。87年である。
この問題で問われていること
平均寿命の水準を、男女差とともに把握しているか。
しくみから理解する
平均寿命は、0歳における平均余命を指す。令和3年の簡易生命表では、女性が約87.6年、男性が約81.5年である。女性のほうが約6年長い。日本の平均寿命は世界でも高い水準にあり、女性は長く世界一を維持してきた。長期的には延伸を続けているが、年によっては感染症の流行などの影響でわずかに短縮することもある。平均寿命は、その年の年齢別死亡率がそのまま続くと仮定した場合の期待値であり、実際に何歳まで生きるかを示すものではない点にも注意する。
選択肢ごとの確認
77年は、女性の平均寿命としてはかなり低い。昭和50年代前半頃の水準にあたる。
82年は男性の平均寿命に近い値になる。男女を取り違えないようにする。
92年は現在の水準より高い。ただし平均寿命は延伸を続けており、将来的にこの水準に近づく可能性はある。
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混同しやすいポイント
男女の平均寿命を、それぞれの水準で覚える。女性は約87年、男性は約81年、差は約6年。あわせて健康寿命(女性約75年、男性約72年)と、平均寿命との差(女性約12年、男性約9年)も対で持っておくと、関連する設問に対応できる。数値は毎年変動するため、水準と男女差で覚える。
理解を深める
生命表には、完全生命表(国勢調査の確定数に基づき5年ごとに作成)と簡易生命表(推計人口と人口動態統計の概数に基づき毎年作成)がある。平均余命は、ある年齢の人が今後平均して何年生きられるかを示す。65歳の平均余命は、女性で約24年、男性で約19年程度になる。平均寿命が延びた要因としては、乳児死亡率の低下、感染症対策、栄養状態の改善、医療の進歩、生活環境の向上が挙げられる。死因別に見ると、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の死亡率の低下が平均寿命の延伸に寄与している。一方で、平均寿命の延伸は、認知症、フレイル、介護を要する期間の課題を生む。健康寿命との差を縮めること、すなわち「長く生きる」だけでなく「健康に長く生きる」ことが政策の目標になっている。看護においても、疾病の治療だけでなく、予防、機能の維持、そして生活の質を支える視点が求められる。
間違えやすい考え方
統計の数値を問う型で、誤肢が別の年代の水準と男性の値である。男女の水準と差で切る。
5分で振り返る
①令和3年の平均寿命は女性約87.6年、男性約81.5年、差は約6年。②平均寿命=0歳の平均余命。③健康寿命は女性約75年、男性約72年、平均寿命との差は女性約12年、男性約9年。④65歳の平均余命は女性約24年、男性約19年。⑤完全生命表は5年ごと、簡易生命表は毎年。⑥延伸の要因は乳児死亡率の低下、感染症対策、栄養、医療の進歩。⑦目標は健康寿命との差を縮めること。
1分チェック
- 令和3年の女性の平均寿命は。→ 約87年(男性は約81年、差は約6年)。
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