正期産となる出産時期はどれか。
公式正答:3
解説
正期産となる出産時期を問う。妊娠37週0日から41週6日である。
この問題で問われていること
妊娠期間の区分を、週数の境界とともに把握しているか。
しくみから理解する
正期産は、妊娠37週0日から41週6日までの出産を指す。この時期に生まれた児は、多くの臓器が成熟しており、出生後の適応が最も良好とされる。これより前の、妊娠22週0日から36週6日までが早産、42週0日以降が過期産になる。22週未満は流産と定義される。この22週という境界は、人工妊娠中絶が可能な時期の上限とも一致し、児が母体外で生存しうる時期の目安になっている。
選択肢ごとの確認
妊娠35週0日から39週6日は、早産期を含み、正期産の後半を欠く。
妊娠36週0日から40週6日も、36週台は早産にあたるため誤りになる。境界が1週ずれている。
妊娠38週0日から42週6日は、37週台を欠き、42週以降の過期産を含む。
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混同しやすいポイント
境界の数字を3つ覚える。22週(流産と早産の境界)、37週(早産と正期産の境界)、42週(正期産と過期産の境界)。誤肢はいずれも、この境界を1〜2週ずらして作られている。「37週0日から41週6日」と、日数まで含めて記憶しておくと確実になる。分娩予定日は妊娠40週0日にあたる。
理解を深める
早産は、児の未熟性による合併症(呼吸窮迫症候群、脳室内出血、壊死性腸炎、未熟児網膜症、体温調節の困難)のリスクを伴い、週数が早いほど重篤になる。切迫早産の管理では、安静、子宮収縮抑制薬、感染の治療、そして胎児の肺成熟を促す副腎皮質ステロイドの母体投与は、妊娠34週未満であることに加えて、近日中に早産となる可能性が高いと判断されることが条件になる。母体の全身感染症など、投与を慎重にすべき状況もある。過期産では、胎盤の機能が低下して胎児への酸素と栄養の供給が減り、羊水量の減少、胎便による羊水の混濁、巨大児による難産といったリスクが増す。したがって41週を過ぎると、分娩誘発が検討される。妊娠週数の算定は、最終月経の初日を0週0日として数える(ネーゲレの概算法では、最終月経初日の月に9を足すか3を引き、日に7を足す)。ただし月経周期が不規則な場合は、妊娠初期の超音波検査による胎児の大きさから修正する。週数の正確な把握は、健診の内容、検査の時期、分娩の管理のすべての基礎になる。
間違えやすい考え方
週数の境界を問う型で、誤肢が境界を1〜2週ずらしたものである。22・37・42という3つの境界で切る。
5分で振り返る
①正期産=妊娠37週0日〜41週6日。②22週未満は流産、22週0日〜36週6日は早産、42週0日以降は過期産。③分娩予定日は40週0日。④22週は母体外で生存しうる時期の目安(人工妊娠中絶の上限とも一致)。⑤早産では呼吸窮迫症候群、脳室内出血、未熟児網膜症などのリスク。⑥妊娠34週未満で、かつ近日中に早産となる可能性が高いときに、母体への副腎皮質ステロイド投与で肺成熟を促す。⑦過期産では胎盤機能の低下、羊水減少、胎便混濁、巨大児のリスク。
1分チェック
- 正期産は。→ 妊娠37週0日から41週6日(22週未満は流産、22〜36週は早産、42週以降は過期産)。
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