医療機関の廃棄物とバイオハザードマークの色の組合せで正しいのはどれか。
公式正答:4
解説
医療機関の廃棄物とバイオハザードマークの色の組合せで正しいものを問う。血液の付着したガーゼの廃棄物と橙色の組合せである。
この問題で問われていること
廃棄物の性状と容器の色を対応づけられるか。
しくみから理解する
感染性廃棄物の容器には、内容物の性状に応じた色のバイオハザードマークを表示する。赤色は液状または泥状のもの(血液、体液、血液製剤)、橙色は固形状のもの(血液の付着したガーゼ、包帯、手袋、チューブ類)、黄色は鋭利なもの(注射針、メス、アンプル、ガラス片)である。血液の付着したガーゼは固形状にあたるため橙色になる。この分類は、廃棄物の処理方法(焼却、溶融、消毒)と、取り扱い時の危険性の違いに対応している。
選択肢ごとの確認
放射性廃棄物は、感染性廃棄物とは別の法令(放射性同位元素等規制法)で管理され、バイオハザードマークの対象ではない。黒色という区分もない。
注射針などの鋭利な廃棄物は赤色ではなく黄色になる。針刺し事故を防ぐため、耐貫通性の容器を用い、8割程度で交換し、決して押し込まない。
血液などの液状、泥状の廃棄物は黄色ではなく赤色になる。密閉できる容器を用いる。
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混同しやすいポイント
3色を性状と結びつけて覚える。赤=液状・泥状(血液そのもの)、橙=固形状(血液が付着した物)、黄=鋭利(針、刃物、ガラス)。誤肢2と3は、赤と黄を入れ替えたものになっている。混同しやすいため、「液体は赤、鋭いものは黄、その中間の固形が橙」と唱えて覚える。
理解を深める
感染性廃棄物とは、医療関係機関等から生じ、人が感染し、または感染するおそれのある病原体が含まれ、もしくは付着している廃棄物をいう。判断基準は、①形状(血液等、病理廃棄物、鋭利なもの、病原微生物に関連する試験検査等に用いられたもの)、②排出場所(感染症病棟、手術室、緊急外来、検査室など)、③感染症の種類(一〜三類感染症、新型インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症の治療等に使用された物、四類と五類の一部)による。管理は、事業者の責任で行われ、管理責任者を置き、管理規程を定め、収集運搬や処分を委託する場合はマニフェスト(産業廃棄物管理票)で最終処分までを確認する。看護師の実務としては、廃棄物を発生した場所で分別すること、容器を8割程度で閉じること、針をリキャップしないこと、容器を持ち運ぶ際に手を内部に入れないことが基本になる。針刺し事故の多くは、リキャップと、廃棄容器の不適切な取り扱いで起きている。
間違えやすい考え方
組合せを問う型で、誤肢が色を入れ替えたものと対象外の廃棄物である。性状と色の対応で切る。
5分で振り返る
①赤色=液状・泥状(血液、体液、血液製剤)。②橙色=固形状(血液の付着したガーゼ、手袋、チューブ)。③黄色=鋭利(注射針、メス、アンプル、ガラス)。④放射性廃棄物は別の法令で管理されバイオハザードマークの対象外。⑤鋭利物は耐貫通性容器に、8割で交換、押し込まない、リキャップしない。⑥感染性廃棄物の判断基準は形状・排出場所・感染症の種類。⑦委託時はマニフェストで最終処分まで確認する。
1分チェック
- 血液の付着したガーゼは何色か。→ 橙色(固形状)。赤は液状・泥状、黄は鋭利。
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