令和元年(2019 年)の国民健康・栄養調査で、運動習慣のある割合が最も高いの はどれか。
公式正答:4
解説
国民健康・栄養調査で運動習慣のある割合が最も高い年代を問う。70歳以上である。
この問題で問われていること
運動習慣の年代別分布の傾向を把握しているか。
しくみから理解する
運動習慣のある者とは、1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している者をいう。年代別にみると、若年から中年では仕事や育児で時間が取れず割合が低く、20〜40歳代で最も低い。定年退職後は時間の余裕ができ、健康への関心も高まるため、70歳以上で最も高くなる。男女とも同様の傾向を示す。
選択肢ごとの確認
体力はあるが、運動習慣として継続している者の割合は低い。仕事や生活の忙しさが背景にある。
最も低い年代の一つである。働き盛りで仕事と家庭の負担が大きく、運動の時間を取りにくい。生活習慣病のリスクが高まる年代でもあり、対策上の重要な層になる。
若年より高いが、70歳以上には及ばない。退職の時期にあたり、生活の変化とともに運動習慣が形成されていく途中の年代である。
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混同しやすいポイント
『体力があるほど運動している』という直感が誤肢を選ばせる。実際は、運動習慣の有無は時間の余裕と健康への関心で決まり、高齢者ほど高い。ただし、運動の強度と量は高齢者のほうが少なく、『習慣として続けているか』を測っている指標である点に注意する。
理解を深める
国民健康・栄養調査は健康増進法に基づき厚生労働省が毎年実施する。身体状況(身長、体重、血圧、血液検査)、栄養摂取状況、生活習慣(食事、運動、休養、飲酒、喫煙、歯の健康)を調べる。この調査から、食塩摂取量、野菜摂取量、朝食欠食率、喫煙率、飲酒習慣、運動習慣、歩数といった指標が得られ、健康日本21の評価に使われる。看護では、生活習慣病の予防指導にあたって、対象者の年代の一般的な傾向を知っておくと、実行可能な提案がしやすくなる。働き盛り世代には、通勤や家事に運動を組み込む工夫が現実的である。
間違えやすい考え方
年代別の統計を問う型で、直感と逆の傾向が答えになっている。『時間の余裕と関心』という要因で考えれば導ける。
5分で振り返る
①運動習慣=1回30分以上・週2回以上・1年以上継続。②70歳以上が最も高い。③20〜40歳代が最も低い。④調査は国民健康・栄養調査(健康増進法に基づく毎年実施)。⑤働き盛り世代には生活に組み込む工夫を勧める。
1分チェック
- 運動習慣のある割合が最も高い年代は。→ 70歳以上。
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