学童の体格を評価するのに用いるのはどれか。
公式正答:2
解説
学童の体格を評価するのに用いるものを問う。ローレル指数である。
この問題で問われていること
年齢に応じた体格評価の指標を使い分けられるか。
しくみから理解する
小児の体格評価では、年齢によって用いる指数が異なる。乳幼児にはカウプ指数(体重g÷身長cmの2乗×10)、学童にはローレル指数(体重g÷身長cmの3乗×10の7乗)を用いる。成人ではBMI(体重kg÷身長mの2乗)が使われる。ローレル指数はおおむね115〜145が標準とされ、160以上を太りすぎ、100未満をやせとする目安がある。身長の伸びが著しい時期には値が変動しやすいため、一時点の値だけでなく成長曲線と合わせて評価する。
選択肢ごとの確認
乳幼児期(生後3か月〜5歳頃)の体格評価に用いる指数である。学童には適さない。
第二次性徴の進行度を、乳房の発育、陰毛の発生、外性器の発育などから5段階で評価する分類である。体格ではなく性成熟の指標である。
身体各器官の発育パターンを、一般型、神経型、リンパ型、生殖型の4つに分けて図示したものである。個人の体格を評価する指数ではなく、発育の一般的な傾向を示す概念図である。
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混同しやすいポイント
カウプとローレルは名前が似ており、対象年齢を取り違えやすい。『カウプは幼い子(乳幼児)、ローレルは学童』と対で覚える。またタナー分類とスキャモンの発育曲線は、体格指数ではなく別の枠組みであることを押さえる。近年は、これらの指数より、性別・年齢別の標準体重から算出する肥満度(%)や、成長曲線(パーセンタイル値、標準偏差)による評価が重視されている。
理解を深める
スキャモンの発育曲線は頻出である。神経型(脳、脊髄、頭囲)は乳幼児期に急速に発育し6歳頃に成人の約90%に達する。リンパ型(胸腺、扁桃、リンパ節)は学童期に成人値を超えて約190%まで達し、その後低下する。一般型(身長、体重、内臓)はS字状で、乳幼児期と思春期に2度の急伸期を示す。生殖型(睾丸、卵巣、子宮)は思春期に急速に発育する。この4型の違いが、時期ごとの健康課題(乳幼児期の神経発達、学童期のリンパ組織の腫大、思春期の性成熟)を説明する。
間違えやすい考え方
指標の名称を並べる型で、対象年齢と評価対象の両方を知らないと選べない。名前と対象を対で覚える。
5分で振り返る
①乳幼児=カウプ指数、学童=ローレル指数、成人=BMI。②ローレル指数の標準はおおむね115〜145。③タナー分類は第二次性徴の5段階評価。④スキャモンの発育曲線は一般型・神経型・リンパ型・生殖型の4型。⑤近年は肥満度と成長曲線での評価が重視される。
1分チェック
- 学童の体格評価に使うのは何か。→ ローレル指数。
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