身長160 cm、体重60 kg の成人の体格指数〈BMI〉を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入す ること。 解答:① ②.③
公式正答:23.4
解説
身長160cm、体重60kgの成人の体格指数(BMI)を求める計算問題である。小数点以下第2位を四捨五入する。答えは23.4である。
この問題で問われていること
計算式を正確に使い、単位の換算と四捨五入の指示に従えるか。
しくみから理解する
体格指数(BMI)は、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って求める。身長はセンチメートルではなくメートルに直す点が最初の注意点になる。160cm=1.6mであり、1.6の2乗は2.56となる。60÷2.56=23.4375。小数点以下第2位を四捨五入するという指示に従い、23.4375の小数第2位である3を見て、その次の桁が7なので繰り上げ…ではなく、指示は『小数点以下第2位を四捨五入する』であるから、小数第2位の数字(3)を四捨五入して切り捨て、小数第1位までの23.4が答えになる。解答欄が①②.③(2桁と小数第1位)となっていることも、この形を裏づけている。
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混同しやすいポイント
単位の換算と、四捨五入の位の指示という2点でつまずきやすい。身長をcmのまま使うと、60÷(160の2乗)=0.00234となり桁が全く合わない。答えの桁数と解答欄の形が合っているかを確かめる習慣が、計算問題では有効な検算になる。また『小数点以下第2位を四捨五入』は、小数第1位まで答えるという意味であり、『小数点以下第1位を四捨五入』(整数で答える)と混同しないようにする。
理解を深める
日本肥満学会の判定基準では、BMI 18.5未満をやせ(低体重)、18.5以上25未満を普通体重、25以上30未満を肥満(1度)、30以上35未満を肥満(2度)、35以上40未満を肥満(3度)、40以上を肥満(4度)とする。BMI 22が標準体重とされ、統計上、疾病が最も少ない値として用いられる。この事例の23.4は普通体重の範囲にある。ただしBMIは身長と体重だけの指標であり、筋肉量と脂肪量、脂肪の分布は区別できない。同じBMIでも、内臓脂肪型と皮下脂肪型では健康リスクが異なるため、腹囲と組み合わせて評価する。高齢者では、BMIがやや高めのほうが死亡率が低いという報告があり、若年者と同じ基準で減量を勧めることは適切でない。またサルコペニア(筋肉量の減少)では、体重が保たれていても筋肉が減り脂肪が増えていることがあり、BMIだけでは見逃される。看護の場面では、BMIを算出して終わりにせず、体重の推移、食事の摂取状況、活動量、浮腫の有無と併せて栄養状態を評価する。
間違えやすい考え方
計算問題。単位の換算(cm→m)と四捨五入の位の指示が要点になる。
5分で振り返る
①BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗。身長はmに直す。②60÷(1.6×1.6)=60÷2.56=23.4375→23.4。③『小数点以下第2位を四捨五入』は小数第1位まで答える指示。④解答欄の桁数で検算する。⑤判定は18.5未満やせ、18.5〜25未満普通、25以上肥満、22が標準体重。⑥BMIは脂肪の分布を区別できないので腹囲と併せて評価する。⑦高齢者では同じ基準で減量を勧めない。
1分チェック
- BMIの求め方は。→ 体重(kg) ÷ 身長(m)の2乗。160cm・60kgなら 60÷1.6の2乗=23.4。
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