睡眠の特徴で正しいのはどれか。
公式正答:4
解説
睡眠の特徴について正しいものを問う。老年期では早朝覚醒が起こりやすい。
この問題で問われていること
睡眠のパターンが生涯を通じてどう変化するかを把握しているか。
しくみから理解する
加齢に伴い、深いノンレム睡眠(徐波睡眠)が減少し、中途覚醒が増えて睡眠が浅く分断されるようになる。また体内時計の位相が前進するため、眠くなる時刻と目覚める時刻がともに早まる。その結果、早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒が起こりやすい。総睡眠時間そのものも加齢とともに短縮する傾向がある。これらは正常な加齢変化であり、日中の生活に支障がなければ病的な不眠とは区別する。
選択肢ごとの確認
逆で、新生児の睡眠は多相性である。3〜4時間ごとに睡眠と覚醒を繰り返し、昼夜の区別がない。生後3〜4か月頃から昼夜のリズムが形成され、次第に夜間にまとまって眠る単相性へ近づく。
短すぎる。新生児は1日16〜20時間、乳児期でも12〜15時間程度眠る。7時間前後は成人(6〜8時間)に近い値である。
多すぎる。睡眠周期(ノンレム睡眠とレム睡眠の1組)は約90分で、一晩に4〜5回繰り返される。10回では単純計算で15時間になってしまう。
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混同しやすいポイント
『新生児は多相性、成人は単相性』という方向、『睡眠周期は約90分で4〜5回』という数値の2点が鍵になる。誤肢はいずれも数値や方向を1つずらして作られており、正確な値を持っていれば全部落とせる。
理解を深める
睡眠はノンレム睡眠(脳の休息、成長ホルモン分泌、徐波睡眠は前半に多い)とレム睡眠(身体の休息、急速眼球運動、夢、記憶の固定、後半に多い)が約90分周期で交代する。高齢者の不眠に対しては、まず睡眠衛生の指導が基本となる。日中の活動と光を浴びること、長い昼寝を避けること(とるなら15〜30分、午後3時まで)、就寝前のカフェイン・アルコールを控えること、就床時刻にこだわりすぎないことなどである。睡眠薬は転倒・骨折や日中のふらつきのリスクがあるため慎重に用いる。
間違えやすい考え方
『正しいのはどれか』型で、誤肢が数値の桁と方向で作られている。ひとつでも正確な数値を持っていれば消去できる。
5分で振り返る
①新生児は多相性、成人は単相性。②新生児の総睡眠は16〜20時間、乳児12〜15時間、成人6〜8時間。③睡眠周期は約90分、一晩4〜5回。④加齢で深睡眠が減り中途覚醒・早朝覚醒が増える。⑤高齢者の不眠はまず睡眠衛生指導。
1分チェック
- 老年期の睡眠の特徴は何か。→ 早朝覚醒が起こりやすい。
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