標準的な幼児の基本的生活習慣についての組合せで正しいのはどれか。
公式正答:4
解説
標準的な幼児の基本的生活習慣の組合せで正しいものを問う。5歳で1人で衣類を着ることができる。
この問題で問われていること
生活習慣の自立時期を年齢と対応づけて覚えているか。
しくみから理解する
基本的生活習慣は、食事、睡眠、排泄、清潔、衣服の着脱の5領域で、幼児期を通じて段階的に自立していく。衣服の着脱は、2歳頃に一人で脱げるようになり、3〜4歳で簡単な衣類を着られるようになり、5歳頃には前後や裏表を確かめてボタンを留めるところまで含めて一人で着られるようになる。したがって『5歳で1人で衣類を着ることができる』が標準的な発達に合致する。
選択肢ごとの確認
早すぎる。手を洗うのは2歳頃からできるようになるが、顔を洗って拭くまで一人でできるのは4〜5歳頃である。
早すぎる。3歳では排泄の自立(尿意・便意を伝えてトイレで排泄する)が進む段階で、後始末まで一人でできるのは4〜5歳以降である。
昼寝の回数は年齢とともに減る。1歳前後で1日1回程度になり、3〜4歳では昼寝をしない子も増える。4歳で1日2回は乳児期の睡眠パターンである。
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混同しやすいポイント
生活習慣の自立時期は、どれも『できる』ようになる幅が広いため、標準的な目安を年齢で押さえておく必要がある。特に『2歳で脱げる、5歳で着られる』のように、脱ぐほうが先という順序は覚えやすい手がかりになる。排泄も『日中の自立が3歳前後、夜間は4〜5歳、後始末はさらに後』と段階がある。
理解を深める
基本的生活習慣の自立は、単に年齢で決まるのではなく、身体機能の発達、認知の発達、そして家庭での経験の積み重ねによる。看護では、標準的な目安から遅れている場合に、発達の問題なのか、経験の機会が少ないだけなのかを見極める。過度に急がせることは自尊感情を損ない、逆に先回りして手を出しすぎることは自立の機会を奪う。エリクソンの発達課題では、幼児期前期は自律性対恥・疑惑、幼児期後期は自主性対罪悪感であり、自分でやろうとする気持ちを尊重し、できたことを認める関わりが発達を支える。入院中も、可能な範囲で家庭で獲得している生活習慣を続けられるようにする。
間違えやすい考え方
組合せ問題で、年齢を1〜2歳ずらして誤肢を作っている。正確な目安を持っていないと『だいたい合っている』ように見えてしまう。
5分で振り返る
①衣類は2歳で脱げる、5歳で着られる。②洗顔の自立は4〜5歳。③排便後の後始末は4〜5歳以降。④昼寝は1歳前後で1日1回、3〜4歳でしない子も。⑤幼児期の発達課題は自律性・自主性。
1分チェック
- 5歳の幼児は衣類の着脱をどこまでできるか。→ 一人で着ることができる。
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