日本版デンバー式発達スクリーニング検査で90 % の乳児の首がすわる月齢基準 はどれか。
公式正答:2
解説
日本版デンバー式発達スクリーニング検査で、90%の乳児が首がすわる月齢を問う。4か月である。
この問題で問われていること
粗大運動の発達の目安を、通過率90%という基準で覚えているか。
しくみから理解する
デンバー式発達スクリーニング検査(JDDST-R)は、粗大運動・微細運動-適応・言語・個人-社会の4領域について、各項目を何%の子どもが通過するかを月齢帯で示した検査である。首のすわり(腹臥位で頭を持ち上げる/引き起こしで頭がついてくる)は、90%の乳児が生後4か月までに獲得する。これは乳幼児健康診査で3〜4か月児健診の主要な確認項目とされる根拠でもある。粗大運動の発達は、首がすわる(4か月)→寝返り(5〜6か月)→座位保持(7〜8か月)→つかまり立ち(9〜10か月)→ひとり歩き(12〜15か月)と、頭部から尾部へ向かって進む。
選択肢ごとの確認
早すぎる。新生児期は頭部を支える筋力がなく、抱くときには常に頭部を支える必要がある。
遅すぎる。この時期には支えなしの座位が可能になる。7か月で首がすわっていなければ発達の遅れを疑う。
つかまり立ちができる時期。首のすわりの目安としては大きく外れている。
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混同しやすいポイント
『何%の子が通過するか』の基準で答えが変わる点に注意する。50%通過なら3か月前後だが、90%通過では4か月となる。設問が『90%の』と明記しているのを読み落とすと迷う。また『首がすわる』と『寝返り』『お座り』の時期を混同しやすい。
理解を深める
乳幼児健康診査は母子保健法に基づき、1歳6か月児健診と3歳児健診が市町村に義務づけられている。3〜4か月児健診は多くの市町村で実施されているが法定ではない。首のすわりの遅れは、脳性麻痺や神経筋疾患の初期徴候であることがあり、他の所見(筋緊張の異常、原始反射の残存、追視の有無)と合わせて評価する。看護では、月齢だけで判断せず、出生時の在胎週数を考慮した修正月齢を用いること(早産児の場合)、家族の育児不安に配慮することが求められる。
間違えやすい考え方
月齢を問う問題は、数字を1つずらすだけで誤肢が作れるため、正確な記憶が要る。粗大運動の5段階を月齢とセットで丸ごと覚えるのが最短。
5分で振り返る
①首のすわり4か月。②寝返り5〜6か月。③座位保持7〜8か月。④つかまり立ち9〜10か月。⑤ひとり歩き12〜15か月。⑥発達は頭部から尾部へ、中枢から末梢へ。
1分チェック
- 90%の乳児が首がすわるのは何か月か。→ 4か月。
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