糸球体濾過機能を評価する項目はどれか。
公式正答:4
解説
臓器ごとの代表的な検査項目を対応させる問題。腎の糸球体濾過機能はクレアチニンクリアランス。
この問題で問われていること
主な血液検査項目がどの臓器の何を反映するかを言えるか。
しくみから理解する
クレアチニンクリアランスは、単位時間あたりに何mLの血漿からクレアチニンが完全に取り除かれたかを表す値で、糸球体濾過量に近い指標になる。24時間の尿量と尿中クレアチニン濃度、血清クレアチニン濃度から計算する。基準値はおよそ90〜120mL/分。他の選択肢はそれぞれ別の臓器を反映する。アミラーゼは膵臓と唾液腺、トロポニンは心筋、γ-GTPは肝臓と胆道(特にアルコール性肝障害と胆汁うっ滞で上がる)。 【接地元】ガイトン生理学 腎クリアランス、OpenStax medical_surgical_nursing(renal function tests)
選択肢ごとの確認
膵臓と唾液腺から出る消化酵素。急性膵炎や耳下腺炎で上昇する。
心筋に特異的な蛋白質。心筋梗塞で血中に出るため、心筋傷害のマーカーとして使う。
肝・胆道系の酵素。アルコール性肝障害や胆汁うっ滞で上昇する。
糸球体濾過量に近い値を示す腎機能の指標。
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混同しやすいポイント
検査項目を臓器ごとに整理していないと、名前だけでは判断できない。「クレアチニン」が腎、「トロポニン」が心筋というように、代表的な項目は臓器と1対1で結んでおく。
理解を深める
腎機能の評価は複数の指標を組み合わせる。糸球体濾過機能=血清クレアチニン・eGFR・クレアチニンクリアランス・シスタチンC。尿細管機能=尿浸透圧・尿比重・尿中β2ミクログロブリン。糸球体の障害=蛋白尿・血尿。慢性腎臓病(CKD)の重症度はeGFRと蛋白尿(アルブミン尿)の2軸で分類される。透析導入の判断もこれらの数値と症状を総合して行う。
間違えやすい考え方
臓器別の代表的検査項目を並べる型。臓器→検査項目の対応表を1枚もっていれば確実に解ける。
5分で振り返る
腎の糸球体濾過機能=血清クレアチニン・eGFR・クレアチニンクリアランス(基準値 約90〜120mL/分)・シスタチンC。尿細管機能=尿浸透圧・尿比重。糸球体障害=蛋白尿・血尿。他の臓器の代表的項目は、膵臓と唾液腺=アミラーゼ、心筋=トロポニン、肝胆道=γ-GTP・AST・ALT・ALP。CKDはeGFRと蛋白尿の2軸で重症度を分類する。
1分チェック
- 糸球体濾過機能の指標は何か
- アミラーゼ・トロポニン・γ-GTPはそれぞれどの臓器の指標か
- クレアチニンクリアランスの基準値はどのくらいか
- CKDの重症度分類は何を軸にするか
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